解剖学者間では常識だが、現代の教科書よりも、100年前の教科書の方が詳しいことがよくある。教科書が便利になって、専門性の高い情報が割愛されたのだろう。専門的な情報に触れると、簡易なものがアテにならなくなる。添付は先日職場の同僚が図中に見つけた4番目の耳小骨。「レンズ状骨」とある。
ボーンデジタルさんでの講習会、無事終了いたしました。参加者の皆さま、どうもありがとうございました。これからも解剖学と長い付き合いをしていただけると冥利に尽きます。次回は秋に筋学を開催予定です。
教育は内容や情報以前に他者とのコミュニケーションやマッチングなどが大きなウェイトを占める。台本のような予定調和から外れ、予測不能なところでなんとか対応しながら一回性の知恵を生成させると面白さが生じるように思う。