人によって数が異なる種子骨とその発現頻度。発生する場所には概ね腱が存在する。成長過程で骨の一部が分離して生じた説と、腱の中に生じた説があるが、膝蓋骨(人体最大の種子骨)の研究では前者とする報告がある。
聞いたり、読んだりして覚えたことがその人にとっての常識を生む。その常識を自分の目と手を使って検証することで、常識はずれや非常識に気づき、自分の言葉で伝えられる知識となる。
解剖図は限られた方向から描かれる。例えば、筋の裏側は通常描かれない。見たことのない、もしくは見慣れない視点がある以上、そこに新構造が見出される可能性は高い。三枚目は臍(腹直筋鞘)の表(上)と裏(下)。
ヘラーは、ちょうど教員が医師から芸術家に変わった20世紀初頭に活躍した美術解剖学教師の一人。この時期は、美術解剖学の教育内容が劇的に変わり、美術や素描に必要な内容が導入・編纂された。1,2枚目:美術解剖学書の一部。3,4枚目:片面を隠すと表情が異なるマスク。画像は同著より。
様々な作家のサイエンスイラストの作例、描画法、プロセスが載った本。解剖図から無脊椎動物、昆虫、恐竜まで一通り掲載されている。現在は第二版が出版されている。サイエンスイラストレーションに関わる人はご一読の価値あり。Elaine Hodges."The guild handbook of Scientific illustration"