様々な作家のサイエンスイラストの作例、描画法、プロセスが載った本。解剖図から無脊椎動物、昆虫、恐竜まで一通り掲載されている。現在は第二版が出版されている。サイエンスイラストレーションに関わる人はご一読の価値あり。Elaine Hodges."The guild handbook of Scientific illustration"
解剖学書は編集方法によって、主に系統解剖学(骨や筋など系統ごとに解説する)と、局所解剖学(部位ごとに骨や筋を一緒に解説する)に分けられる。系統解剖学は座学、局所解剖学は素描などの実習に使いやすい。
解剖図の描き方にも色々あるが、現実には存在しない理想的人体を描く場合、体表からスタートして内部を推測するスーパーインポーズ法(1,2枚目)と、骨格からスタートしてその上に筋をモデリングしていく方法(3,4枚目)がある。
表在静脈は血液の回収ルートである。このルートが洋服などで圧迫を受けると血流が阻害され、冷えが起こる。洋服の構造的欠陥である。こうした外的要因の冷えを確認したいのであれば、モンゴルのゲルで暮らす人々のように裸で布団に入ってみれば良い。