以前もご紹介した、足先のバリエーションを足の中節骨の長さから分類したLe Minorらの論文(https://t.co/GkZPokRJlx)。2541人のレントゲン写真から分類した結果はLLLS=30.7%, LLSS=37.6%, LSSS=22.8%, SSSS=7.9%, other=1%でLLSSタイプが多数例。リシェもLLSSタイプ。
20世紀以降の教科書では解剖学的な内容が抑えられ、体表上に直線のガイドラインを引いたり単純な形に置き換える見方が増えた。こうした見方が増えたのは、美術解剖学に関わる教員が医師や解剖学者から美術講師に変わったためと考えられる。添付はVanderpoel "The human figure"(1907)より。
横断面を重ねると普段目にしない真上や真下から見た視点を再現できる。これは古くは16世紀初頭にデューラーが研究していた。体の奥行きを知ることはスカルプターだけでなく、平面を手がける作家にも重要である。
脊柱の腰から上の可動部分は、前方にある椎体の全長の約1/3が椎間円板からなる。その割合は均等ではなく部位によって異なり、頸椎では29.4%、胸椎では21.6%、腰椎では54.6%。Toddに基づく図、Grant's method of anatomy(1937)より。