馬の毛流のツイートを見かけたので、以前も紹介した人の毛流を紹介する。リシェが描いた1920年の図だが、狼男など、被毛の長いクリーチャーに使用できる情報に思う。
筋の付着部の図が美術解剖学書に掲載されるようになったのは1953年のタンクの教科書から。それ以前からあった解剖図の表現でも、導入されるまでには時間がかかるようだ。添付はモローによる指骨と第1〜3中手骨の図。
ゴットフリード・バメス『動物解剖学大全(Grosse Tieranatomie)』の図版には、普通の解剖図の他に、面に簡略化した小粋な図が掲載されている。最初はなぜ写実を目指さないか疑問だったが、この方法の良さがじわじわと染み込むように理解できるようになった。