ウエストの高さはしばしば引き延ばされて誇張表現される。生体での胸郭下縁と骨盤上縁の高さは、男性で指3〜4本分程度、女性で4〜5本分程度。
筋の付着部の図が美術解剖学書に掲載されるようになったのは1953年のタンクの教科書から。それ以前からあった解剖図の表現でも、導入されるまでには時間がかかるようだ。添付はモローによる指骨と第1〜3中手骨の図。
ゴットフリード・バメス『動物解剖学大全(Grosse Tieranatomie)』の図版には、普通の解剖図の他に、面に簡略化した小粋な図が掲載されている。最初はなぜ写実を目指さないか疑問だったが、この方法の良さがじわじわと染み込むように理解できるようになった。
初学者は細部に注視しがちで、全体像に意識が向きにくい。そうした場合に大まかな形としてまとめるのは有効である。美術解剖学では生物の見方や捉え方を教える。
美術解剖学の筋肉図は、殿部などの脂肪層が分厚い箇所を除き、皮膚付き、皮膚なしどちらでも問題ない。骨格図では、体表からの深さを知る手がかりとなる。
私の授業の受講者さんでしょうか。のび太君の場合は、眼鏡を外して目を凝らしたときの起伏かと思ってました(藤子先生の研究してないので、ひょっとこかも知れませんが)。 https://t.co/ZdhcXVfrEe
胴体を横に曲げた時には、あばら骨の間隔も変わります。
小学生でもわかる美術解剖学の教科書って、日本だと結構需要があるんじゃないかと思うんですが。という企画のサンプル。
今日の授業資料。
鎖骨のポイント
ふとももで一番幅があるところは、骨の出っ張りよりも下、お尻の横溝の高さ。