ポール・リシェの図版をよく見ると、実線のそばに点々がついている。これは、フレスコ画を制作するときのような、原図から銅版に置き換えた際のトレース痕じゃないかと思っている。こういった、今は役に立たないが、なぜか興味を惹かれることを発見した時に、研究の芽生えを感じる。

    ポール・リシェの図版をよく見ると、実線のそばに点々がついている。これは、フレスコ画を制作するときのような、原図から銅版に置き換えた際のトレース痕じゃないかと思っている。こういった、今は役に立たないが、なぜか興味を惹かれることを発見した時に、研究の芽生えを感じる。
    5226年前

    ブリッジマンは、人体の外形を箱などの単純な形に置き換えて図示した。こうした一旦単純形態に置き換えて捉える見方は、これ以降の美術解剖学書にしばしば登場するようになる。

    ブリッジマンは、人体の外形を箱などの単純な形に置き換えて図示した。こうした一旦単純形態に置き換えて捉える見方は、これ以降の美術解剖学書にしばしば登場するようになる。
    ブリッジマンは、人体の外形を箱などの単純な形に置き換えて図示した。こうした一旦単純形態に置き換えて捉える見方は、これ以降の美術解剖学書にしばしば登場するようになる。
    7426年前

    ランテリは、1901年に出版された自著の中で、体表に現れる溝をつなぎ、連続性のある曲線として捉える見方を説いた。この方法は、後年リシェも引用している。この方法は、それ以前の美術技法書の中にあったかもしれないが、美術解剖学書としては初出ではないか。

    ランテリは、1901年に出版された自著の中で、体表に現れる溝をつなぎ、連続性のある曲線として捉える見方を説いた。この方法は、後年リシェも引用している。この方法は、それ以前の美術技法書の中にあったかもしれないが、美術解剖学書としては初出ではないか。
    ランテリは、1901年に出版された自著の中で、体表に現れる溝をつなぎ、連続性のある曲線として捉える見方を説いた。この方法は、後年リシェも引用している。この方法は、それ以前の美術技法書の中にあったかもしれないが、美術解剖学書としては初出ではないか。
    ランテリは、1901年に出版された自著の中で、体表に現れる溝をつなぎ、連続性のある曲線として捉える見方を説いた。この方法は、後年リシェも引用している。この方法は、それ以前の美術技法書の中にあったかもしれないが、美術解剖学書としては初出ではないか。
    18856年前

    リシェによる肩幅と腰幅の男女差。リシェ曰く、男性では、肩峰幅が骨盤幅よりも広く、女性では肩峰幅と骨盤幅がおおよそ同じとのこと。さらに男性は骨盤幅と胸郭幅がほぼ同じで、女性は胸郭幅が骨盤幅よりも狭いそうだが、胸郭幅は体表から確認しにくいとのことで、肩幅が採用された。目測重視。

    リシェによる肩幅と腰幅の男女差。リシェ曰く、男性では、肩峰幅が骨盤幅よりも広く、女性では肩峰幅と骨盤幅がおおよそ同じとのこと。さらに男性は骨盤幅と胸郭幅がほぼ同じで、女性は胸郭幅が骨盤幅よりも狭いそうだが、胸郭幅は体表から確認しにくいとのことで、肩幅が採用された。目測重視。
    701806年前

    脊柱の回旋と側屈を示す標本写真。脊柱の回旋も側屈も、腰から上で合算すると90度を越える。100度と言い切っているものもあるが、計測が5度刻みだったりするので、あくまで目安でしょう。フィック『関節の解剖学』(1911)より。

    脊柱の回旋と側屈を示す標本写真。脊柱の回旋も側屈も、腰から上で合算すると90度を越える。100度と言い切っているものもあるが、計測が5度刻みだったりするので、あくまで目安でしょう。フィック『関節の解剖学』(1911)より。
    脊柱の回旋と側屈を示す標本写真。脊柱の回旋も側屈も、腰から上で合算すると90度を越える。100度と言い切っているものもあるが、計測が5度刻みだったりするので、あくまで目安でしょう。フィック『関節の解剖学』(1911)より。
    12436年前
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